口臭発生のメカニズムは、嫌気性菌が脱落上皮細胞や白血球のような唾液成分、および唾液や食物残査に含まれるタンパク質に存在するアミノ酸を分解することにより発生します。また舌は歯の表面以上にやっかいな箇所で、その複雑な構造も発生の要因になっています。
口臭の原因は口の中に細菌が広がる事と唾液が原因になります。
歯ブラシをしたとしても細菌は完全には消えません。
口の中の細菌にも2種類あります。
(1)嫌気性菌→酸素が苦手な細菌
(2)好気性菌→酸素が好きな菌
口臭を発生させるのは、①の嫌気性菌で口の中が乾いている時にたくさん発生します。そして、口臭の原因となる物質『揮発性硫黄化合物』というものがたくさん作られます。
そして揮発性硫黄化合物は唾液に溶けて口の中が苦くなり、ネバネバした状態になって口臭が発生します。
酸素が少ない状態になると、唾液の分泌が著しく低下してしまいます。
結果、唾液は口腔内をきれいにする力があるのにも関わらず唾液の分泌が低下するとその働きも無くなり、菌が繁殖して口臭の原因となるのです。
では上記に挙げた口臭の原因物質の発生方法をご紹介しましょう。
等さまざまありますが要は、口の中を清潔にして酸素を欠かさない事が大切になってきます。
唾液を出すと口臭を予防できるのはご存じですか?
唾液を出すコツとして欠かせないのは、噛むという動作です。食事をしているときや、ガムを噛んでいる時は、唾液の分泌量が増加します。ですから、食事中は口臭も治まるのです。
唾液の分泌量の変化は、一日中続いています。寝起きや、食事中、空腹時や仕事終わり、さまざまな時間やケースで、唾液が増えたり減ったりを繰り返しています。この唾液が減っている状態の、寝起きや空腹時、ストレス時、疲労時に唾液を出すことが、口臭を抑えるコツなのです。
ガムを噛むときや、水分を唾液代わりに摂れるときはいいのですが、それができないときには、舌を動かすという動作で、唾液の分泌を促しましょう。
では、どのような動きをすれば、唾液の分泌量は高まるのでしょうか?
まず、舌を舌の下にある、唾液分泌腺に当ててみましょう。そうすることで、唾液はじわじわと沸いてきます。また、舌を上下に動かしてみたり、上の部分に舌をリズミカルに優しく当ててみましょう。舌の下の部分に、唾液は沸いてきます。舌の運動をすることで、唾液の分泌量も増えますし、舌の表面の汚れもきれいになります。唾液と舌の動きには、このように大事なつながりがあるのです。
また、せっかく出た唾液をすぐに飲み込むのは、やめましょう。唾液は、口の中を洗浄してくれる、大切なお掃除屋さんです。それから、舌を動かす運動をしていることで呼吸法が、鼻呼吸になります。口呼吸の場合は、口の中が乾いてしまうので口臭の原因になりますが、鼻呼吸になることで、口の中の潤いは、さらに保てるようになり、口臭は軽減されます。
唾液の分泌のコツをよくつかんで、口の中をきれいにしましょう。
逆に唾液が出にくくなる条件としては
(1)病気等のため薬剤を服用している
(2)精神的な緊張
(3)水分の摂取量が少ない(相対的に)
などがあげられます。
口臭を予防するための治療法をご紹介します。まずは、口内環境を整えることが必要です。毎日の歯磨きの方法を振り返る、フロスや舌ブラシを活用してみる、ガム・サプリメントを上手に利用するなどの方法で、口臭をしっかり予防しましょう。