予防歯科チーム医療セミナー
2015年12月12日
カテゴリ:日記
皆様こんにちは。お元気ですか?大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 歯科衛生士の澤井です
今回は先日行かせて頂いた歯科医院の総合力を高めるチーム医療セミナーについてお話しさせて頂きます。3名の講師の先生方が、それぞれ3つのテーマについて講義して頂きました。
第一部では、「ケア型の歯科医院とは」というテーマで、歯周病治療、虫歯の治療が終わり病状が安定した患者様への継続したメインテナンスについての講義でした。今西歯科医院にも、たくさんの方が定期健診にお越し頂いておりますが、私自身、久しぶりにお越し頂いた患者様のお口の中を拝見し、限られた時間の中でどのようにメインテナンスを進めていくと歯や歯肉、お口の中の健康状態をより良くしていくことが出来るのか、患者様ご自身に満足して頂けるのかということに迷ってしまうことがありました。講義では、落としたい汚れは何か?どこについているのか? 何のために落とすのか?その成分は?何を使って落とすのか?ということを明確にするということを教えて頂き、一人一人の患者様に合ったクリーニングを行っております。
第2部では「予防を生かしたNew Concept Clinic」というテーマでした。歯科医院の経営や、院内のデジタル化のメリットなど”見える化”するという歯科医院改革についてのお話しでした。今西歯科医院でも、口腔内写真をお撮りしたり歯周病検査の結果資料を作製したりとお口の状態を知って頂くために説明使用させて頂いております。これからも、歯磨き指導の際や、クリーニングの前後などわかりやすくご説明していきたいと思います。
第3部では「かかりつけ歯科衛生士の実際」というテーマで歯科衛生士の講師の方の講義でした。”患者様からのサインを見逃さない””患者様からの信号をキャッチするアンテナを持つ””送られてくるサインや信号にきちんと対応できる自分を磨き続ける”など、信条を持って患者様へ向き合うという歯科衛生士としての心構えや、施術のポイントなどを教えて頂きました。
幅広いテーマでの講義でとても勉強になり、明日からまた頑張ろうと思えるセミナーでした。学んだことを日々診療に生かしていきたいと思います。
大阪歯周病センターへ
TBIセミナー
2015年12月7日
カテゴリ:日記
こんにちは。大阪府東大阪市 大阪歯周病センター歯科衛生士の近藤です。
日中もかなり冷え込み始めましたがお風邪などひかれてないでしょうか?
今日は先日ありましたTBI(歯磨き指導)セミナーでのお話をさせて頂きます。
来院された事がある方はお分かりになると思いますが当院では患者様全員に歯磨き指導をさせて頂いております。歯周病や虫歯の一番の原因は細菌で、まずはこの細菌を歯磨きで取り除くことが重要とされています。
歯磨き指導とは一見簡単そうに思えますが、人それぞれ歯並びが異なり普段の磨き方や、癖なども違います。このセミナーでは、一度歯を磨いた後に染色し磨き残しがあった原因をグループごとに議論を行い歯ブラシの種類が合ってないことや歯ブラシの当てる角度、動かし方が適切ではないという結果がでました。
また講師の先生に教えて頂いたのは歯面に対して直角にブラシを当てるということです。歯と歯の間は特に難しく、歯ブラシを縦に持ち歯と歯の間の手前側と奥側に分けてそれぞれ直角に当たるようにブラシに角度をつけて磨きます。
私達参加者も歯の表面に鉛筆で線を描き、その線が消えるようにブラシに角度をつけ何度も磨き方を工夫して行いました。縦磨きは普段しているはずなのになかなか線が消えず悪戦苦闘しました。磨いているつもりでも実際は細かい隙間まで磨けていなかったのだと思います。自分の思っている以上に角度をつけて初めて線が消えました。細かい事ではありますが、こういう積み重ねが大切なのだと改めて感じることができました。
また今回のセミナーでは、主にグループワークだったので他の歯科医院から来られている衛生士さんと磨き方を試行錯誤したり、お互いに模擬指導をしたりと触れ合うこともでき、いい刺激を受けることができました。
このセミナーで学んだことを普段の診療で生かし、来院された患者様が常に綺麗なお口の状態を保てる様努めていきたいと思っています。
大阪歯周病センターへ
歯周治療セミナー
2015年11月28日
カテゴリ:日記
こんにちわ。大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 歯科衛生士の澤井です。
今年もあと1カ月程になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は先日、行かせて頂いたセミナーについてお話させていただきます。改めて学ぶ歯周治療セミナーということで、歯周病治療の基礎から勉強させていただきました。
皆様、8020運動とはご存知でしょうか?平成元年より厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるようにとの願いを込めてこの運動が始まりました。8020の達成率は運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)でしたが現在では40%に迫り80歳での平均残数も5.9本から13.9本まで増えています。ご自分の歯がたくさん残っている方が多くなるということは、歯周病の罹患率が高くなるということです。これからの日本では歯周病治療がすごく重要になります。
今回のセミナーでは歯周病の病態別の治療法、歯肉の変化などを講師の先生の症例の写真をたくさん拝見させていただきとても勉強になりました。歯科衛生士の講師の先生方からは、ルートプレーニングという歯の根についている歯石を取る施術とルートプレーニングを行うキュレットスケーラーの研ぎ方のコツとポイントを教えていただきました。毎日の診療で実践しています。
その他にも、講師の先生の医院のシステムについても教えていただきました。講師の先生の患者さまとの信頼関係の築き方や実際に配布資料などをいただき参考にさせていただいています。
これからも院内での勉強会やセミナーで学んだことを日々の診療に生かして皆さまの歯を守れる歯科衛生士になりたいと思います。
大阪歯周病センターへ