噛む効果
2017年1月7日
カテゴリ:日記
皆様こんにちは。大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 助手の八幡です。新年あけましておめでとうございます。2017年が始まりまして新生活がスタートしていることと思いますが、今西歯科医院は引き続き患者様の口腔内の健康を全力で守っていきますので今年も今西歯科医院をどうぞよろしくお願いいたします。さて、今日は噛むことの大切さをお話します。子供のころから節制ある生活態度を身につけていることは、将来的にも心身の健康につながります。その中でも特に節制ある食習慣を築いていくには、まず口腔内の健康が欠かせません。「全身の健康はまず口腔から」といっても過言ではないのです。今現代の子供たちは昔に比べ食生活が変わってきていて、食物を噛まない子噛めない子硬い食物を嫌う子がたくさんいます。正しく噛まない、噛めないといろんな悪影響があります。1あごの骨の動きや噛むことに使われる数種の筋肉の発達・発育が遅れます。2歯を支えるあごが未発達により細くなり、歯がきれいに並びきれない不正咬合になります。3情緒面、知能の発達にもさまざまな問題を引き起こします。4唾液の分泌機能に悪影響を及ぼし、肥満にもなり生活習慣病になりやすくなります。「噛まない」ことで口腔内だけでなく全身にこれだけ悪影響があるのです。そうならないよう、いっぱい噛んで生活習慣病を予防しましょう。噛むことによって得られる効果はたくさんあります。良く噛むことで、食物を小さく砕き、つぶすばかりでなく唾液や胃液の分泌を促し増加させるので、それらに含まれる酵素がさらに食物の消化を高め、がんの予防にもつながりますし唾液は口腔内にある無数の最近繁殖をおさえると同時に自然の清掃作用なども促すので歯の病気(虫歯。歯周病等)の予防にもなります。良く噛むことで正常な咬合と歯並びもつくれます。きれいに回復した口元は正常な発音と美しい言葉を生み出すだけでなく、高齢者にとっても若々しく見せるための秘訣で発音が良くなり声も若返ります。皆さんも日々、良く噛むことを心掛け口腔内の健康から全身の健康も良くしていきましょう。 大阪歯周病センターへ
顎関節症について
2016年12月24日
カテゴリ:日記
こんにちは。大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 助手の松本です。月日が経つのは早いもので今年も残すところあと一週間となりました。今日は顎関節症についてお話します。顎関節症とは、皆様も一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。顎の関節に何らかの要因で痛みや機能低下(口が開けられないなど)が起きることを言います。他にも口を開けると顎の音が鳴る、顎の咀嚼筋や顎関節の痛みが出るなど、様々な症状が起こることがあります。では、顎関節症になってしまう原因はなんなのでしょうか?顎関節症の原因には、「顎に悪い癖」というものがあり、当然その癖を直さなければ顎関節症が治ることはありません。では、「顎に悪い癖」とはどんなものがあるのでしょうか?
・食べる時に片方の顎だけで噛む→片方だけの咀嚼筋を多用することで、片方の顎だけに負担がかかります。すると、負担がかかっている方に顎が歪んでいき、結果的に顎がずれて顎関節症になります。・長時間の頬杖もしくは頻度の多い頬杖→頬杖は、顎を横に押しているような力がかかりますので長時間や頻度が多いと顎がゆがみやすくなります。・食いしばり→噛みしめや食いしばりをしていると、咀嚼筋(そしゃくきん)が常に緊張してしまいます。 そのため顎に大きな負担がかかることになります。 顎の関節は、てこの作用の力がかかるので、噛むという行為は関節に大きな負担がかかっているのです。・寝ている間の歯ぎしり→歯ぎしりは、食いしばりと同じ状況+食いしばったまま顎を横に動かすことをします。 そのため、顎の関節には食いしばり以上の負担がかかっています。 歯ぎしりをする多くの方は顎関節症かその予備軍です。などが「顎に悪い癖」して挙げられます。他にも精神的なストレスによる歯ぎしりや食いしばり、外傷(交通事故やぶつけるなど)が原因となることもあり、顎関節症を引き起こす要因は様々です。では、どのように治療していくのでしょうか?一般的にはスプリントと呼ばれるマウスピースを就寝時に上の歯に装着します。そうすることで、上下の歯が直接咬み合わないため、歯ぎしりをしたとしても歯がそれ以上すり減ることはありません。治療期間は、人それそれですが、数カ月~数年かかる方もいらっしゃいます。私自身も数カ月前に顎関節症を発症し、就寝時にマウスピースを使用しています。まだマウスピースを使い始めて数週間なので効果はそれほどありませんが、毎日使い続けることでしっかりと治していきたいと思います。また、当院でもスプリントを使用した顎関節症の治療を行っております。マウスピースをお作りすることができますので、ご希望の方はお気軽にお声かけ下さい。顎関節症のことなら大阪歯周病センターへ
歯の脱灰
2016年12月17日
カテゴリ:日記
皆様こんにちは。大阪歯周病センター、歯科衛生士の近藤です。自分のお口の中を見て歯が白っぽくなっているところや、茶色に変色して歯の光沢がなくなっているところはございませんか?これはエナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンが溶かされ、初期の虫歯になっている状態です。これを脱灰(だっかい)といいます。初期の状態ではほとんど痛みも感じず、治療の必要もありませんが、さらに下の象牙質、神経へと進行すると強い痛みを感じるようになり、虫歯の部分を削って治療しないといけません。虫歯はお口の中に存在する原因菌(ミュータンス菌)が食べ物の糖をエサに酸を放出します。この酸によってエナメル質が溶かされ虫歯になってしまいます。しかし初期の虫歯の場合、元の状態に改善される場合もあります。だ液には脱灰した歯を修復するような作用があります。これを再石灰化と言います。お口の中は常に脱灰と再石灰化を繰り返しています。まずは原因菌の塊である歯垢をしっかり歯ブラシで取り除き、お口の中の状態をキレイにしておきましょう。またフッ素を塗ったり、フッ素配合の歯磨き粉を使用することでだ液に含まれるカルシウムが歯により付着しエナメル質を強化する働きがあると言われています。皆様も虫歯のない健康な歯を目指しましょう。大阪歯周病センターへ