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誤嚥性肺炎について

こんにちは。東大阪にあります大阪歯周病センター歯科衛生士の徳本です。今回は誤嚥性肺炎についてお話させていただきます。誤嚥性肺炎とは食べ物や唾液が誤って気管支に入ってしまうために起こる肺炎のことです。お年寄りや食べる機能に障害のある人は眠っている間に唾液を誤嚥してしまい、口腔内の細菌によって肺炎を起こす事がよくあります。つまり、歯周病を放置したり口の中が汚れたままであったりすると、肺炎を起こすリスクは高くなるということです。ある老人ホームで肺炎の発症率を調べたところ、1日1回歯を磨いていたグループの肺炎発症率が11%だったのに対して、歯磨きをしなかったグループは19%が肺炎になったという報告があります。誤嚥性肺炎には、次のような典型的な症状があります。発熱・激しい咳と膿性痰(のうせいたん=黄色いタン)が出る・呼吸が苦しい・肺雑音がある。これらは風邪と間違えて診断されてしまうことがあり、特に高齢者でこのような症状がある場合は誤嚥性肺炎の可能性を考える必要があります。日常生活の変化に気をつけ、これらの兆候がみられたら、病院に相談することが誤嚥性肺炎の発見につながります。

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