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ドライソケット

こんにちは。大阪府東大阪市、大阪歯周病センター、歯科衛生士の大下です。
今日は近くの大学の卒業式があり、袴を着た学生さんが歩いておられ、数年前の自分の姿を思い出しました。
さて、皆様は親知らずを含め歯をぬかれたことはございますか?歯を抜いた後医院で、血が止まるまでしっかりガーゼを咬んでいただき、血が止まったことを確認してお帰りいただいておりますが、歯を抜いた後はその時だけでなくご自宅に帰られてからも気をつけておいていただくことがたくさんございます。それはドライソケットという症状がでるかもしれないからなのです。ドライソケットとは、主に下の歯の親知らずを抜いた後に起こり、抜歯した穴が血液で覆われず骨が直接お口の中にむき出しになっている状態のことです。本来、骨は歯茎に覆われていなければいけないのですが、抜歯後何らかの原因で骨の上で血液が固まらなかったため(かさぶたが出来なかったため)、骨の上に歯ぐきが作られず、骨の表面が出たままになっています。食事の際、物が入ると直接骨に触れるために強い痛みを伴います。
•抜歯後2~3日で痛みがでてくる
•ズキズキと激しく痛む
•痛みが長引いて弱まらない(2週間程度、あるいはそれ以上)
•特に飲食時の刺激で痛む
これらが症状です。ドライソケットは親知らずだけではなく、抜歯をした後にはどの歯にも起きる可能性があり、特に下の親知らずを抜いた時に多く起こります。それは下の親知らずの抜歯は難しく、骨を削ることで傷口が大きくなり細菌に感染しやすいことが理由と考えられています。ですから、下の親知らずを抜いた後は特に要注意です。
ドライソケットになる原因は、うがいを何度もしてしまったり、何かを吸う動作をしたり、喫煙をしたり、舌で抜いたところを触ったりと様々ですが、歯を抜いた際には注意事項をお伝えいたしますのでお気を付け下さい。
大阪歯周病センターへ。

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