0667234182

ブログ

顎関節症について

こんにちは。大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 助手の松本です。月日が経つのは早いもので今年も残すところあと一週間となりました。今日は顎関節症についてお話します。顎関節症とは、皆様も一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。顎の関節に何らかの要因で痛みや機能低下(口が開けられないなど)が起きることを言います。他にも口を開けると顎の音が鳴る、顎の咀嚼筋や顎関節の痛みが出るなど、様々な症状が起こることがあります。では、顎関節症になってしまう原因はなんなのでしょうか?顎関節症の原因には、「顎に悪い癖」というものがあり、当然その癖を直さなければ顎関節症が治ることはありません。では、「顎に悪い癖」とはどんなものがあるのでしょうか?
・食べる時に片方の顎だけで噛む→片方だけの咀嚼筋を多用することで、片方の顎だけに負担がかかります。すると、負担がかかっている方に顎が歪んでいき、結果的に顎がずれて顎関節症になります。・長時間の頬杖もしくは頻度の多い頬杖→頬杖は、顎を横に押しているような力がかかりますので長時間や頻度が多いと顎がゆがみやすくなります。・食いしばり→噛みしめや食いしばりをしていると、咀嚼筋(そしゃくきん)が常に緊張してしまいます。 そのため顎に大きな負担がかかることになります。 顎の関節は、てこの作用の力がかかるので、噛むという行為は関節に大きな負担がかかっているのです。・寝ている間の歯ぎしり→歯ぎしりは、食いしばりと同じ状況+食いしばったまま顎を横に動かすことをします。 そのため、顎の関節には食いしばり以上の負担がかかっています。 歯ぎしりをする多くの方は顎関節症かその予備軍です。などが「顎に悪い癖」して挙げられます。他にも精神的なストレスによる歯ぎしりや食いしばり、外傷(交通事故やぶつけるなど)が原因となることもあり、顎関節症を引き起こす要因は様々です。では、どのように治療していくのでしょうか?一般的にはスプリントと呼ばれるマウスピースを就寝時に上の歯に装着します。そうすることで、上下の歯が直接咬み合わないため、歯ぎしりをしたとしても歯がそれ以上すり減ることはありません。治療期間は、人それそれですが、数カ月~数年かかる方もいらっしゃいます。私自身も数カ月前に顎関節症を発症し、就寝時にマウスピースを使用しています。まだマウスピースを使い始めて数週間なので効果はそれほどありませんが、毎日使い続けることでしっかりと治していきたいと思います。また、当院でもスプリントを使用した顎関節症の治療を行っております。マウスピースをお作りすることができますので、ご希望の方はお気軽にお声かけ下さい。顎関節症のことなら大阪歯周病センターへ

コメント  トラックバック

歯の脱灰

皆様こんにちは。大阪歯周病センター、歯科衛生士の近藤です。自分のお口の中を見て歯が白っぽくなっているところや、茶色に変色して歯の光沢がなくなっているところはございませんか?これはエナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンが溶かされ、初期の虫歯になっている状態です。これを脱灰(だっかい)といいます。初期の状態ではほとんど痛みも感じず、治療の必要もありませんが、さらに下の象牙質、神経へと進行すると強い痛みを感じるようになり、虫歯の部分を削って治療しないといけません。虫歯はお口の中に存在する原因菌(ミュータンス菌)が食べ物の糖をエサに酸を放出します。この酸によってエナメル質が溶かされ虫歯になってしまいます。しかし初期の虫歯の場合、元の状態に改善される場合もあります。だ液には脱灰した歯を修復するような作用があります。これを再石灰化と言います。お口の中は常に脱灰と再石灰化を繰り返しています。まずは原因菌の塊である歯垢をしっかり歯ブラシで取り除き、お口の中の状態をキレイにしておきましょう。またフッ素を塗ったり、フッ素配合の歯磨き粉を使用することでだ液に含まれるカルシウムが歯により付着しエナメル質を強化する働きがあると言われています。皆様も虫歯のない健康な歯を目指しましょう。大阪歯周病センターへ

コメント  トラックバック

ドライマウス

大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 受付の吉間です。
12月に入り寒さも本格的なものになってきましたね。皆さん体調等は大丈夫でしょうか?
今回はドライマウスについてお話します。
ドライマウスはよく聞くことが多いと思いますが、歯科の専門用語では「口腔乾燥症」とも言われています。
どういった症状かと言いますと、唾液の分泌量が低下しお口の中が乾燥し痛みや不快感をもたらす病気です。
主な原因の多くが口呼吸、ストレス、食生活、生活習慣や糖尿病、高血圧などの生活習慣病とその治療薬の副作用など、すぐには解決出来ないことが多いので、根本治療には時間がかかります。。
ではどのような症状なのかと言いますと、クッキーやクラッカーなど水分の少ない食品が飲み込めないなどの嚥下(えんげ)障害、味覚障害、口のなかがねばねばする、唇・舌・口のなかの粘膜の乾燥や夜間の乾燥感といった症状が現れます。さらに、入れ歯が合わなかったり、付ける時に痛かったり、カンジダ菌の増殖による舌の痛みや口角炎(こうかくえん)も認められます。虫歯の多発、舌苔(ぜったい)の肥厚、口内炎や口臭が生じます。そういった症状が現れると口腔乾燥症の疑いがあります。
ドライマウスになった場合毎日の口腔ケアはもちろんのことですが、人工唾液などでお口の中の乾燥を防いだり、唾液腺マッサージをして唾液の分泌を促したりすることが一般的です。
唾液を分泌する唾液腺には、耳の手前にある耳下腺、舌の下にある舌下腺、下あごの下にある顎下腺があります。
耳下腺: 耳の手前を指で後ろから手前に向かって円を描くように
顎下腺: 下あごの骨の内側を耳の下からあごの中央部まで5か所くらいをそっと押す
舌下腺: 下あごの真下から下を上に突き上げるようにグッと押す。
これらをすることによって唾液腺が刺激され唾液の分泌を促すことができます。
今ドライマウスじゃなくてもいつ自分自身がなるかわかりません。普段から口腔ケアをしっかり行うことで予防対策になります。
お口のケアを怠らずしっかりケアしていきましょう。
大阪歯周病センターへ

コメント  トラックバック