デンタルフロス
2016年10月7日
カテゴリ:日記
こんにちは。
大阪府 東大阪市 大阪歯周病センター 助手の松本です。
月日が経つのは早いもので、今年も残すところあと3ヶ月となりました。肌寒く感じる日も増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?今日はデンタルフロスについてお話したいと思います。デンタルフロスは誰もが一度は使ったことがあると思いますが、毎日使い続けるのは、習慣のない方にとっては面倒な事でしかないかもしれません。しかし、デンタルフロスには歯にとって多くの効果があることはご存知ですか?デンタルフロスを定期的に使用することで、虫歯になりやすい歯と歯の間を集中的にケアすることが出来ます。歯と歯の間は歯ブラシではどうしても磨きにくいため、デンタルフロスを使う習慣がない人は、いつも歯の間に汚れが残ってしまうので、そこから虫歯が進行していきます。また、虫歯の早期発見や不良補綴物(詰め物や被せ物の縁の部分が変形してめくれていたり、歯のラインに合っていない補綴物のこと)の発見などの効果もあります。デンタルフロスを歯の表面を擦るように動かしてみて、歯と歯の間にざらつきを感じたり、毎回同じ場所でフロスが引っかかるなどの問題があれば、初期虫歯、虫歯の疑いがあります。虫歯を早期発見できれば、大がかりな治療をしなくても予防処置のみでも十分に治すことができます。
また、デンタルフロスを詰め物や被せ物が入っている歯の間に通した時に、引っ掛かりを感じたり、フロスが入らない、糸が切れてしまうといった問題があれば、詰め物や被せ物が合わなくなっている可能性があります。
こちらも早期発見ができることで、合わなくなった詰め物、被せ物付近から進行していく二次カリエス(虫歯治療をした歯が再び虫歯になること)を防ぐことができます。新しい補綴物へ切り替えるタイミングがわかるのもデンタルフロスを使う効果になっています。デンタルフロスの使用を習慣づけることで虫歯になる確率を大幅に下げることができます。毎日、継続して虫歯予防につとめましょう!
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