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薬の副作用

大阪府東大阪市大阪歯周病センター歯科衛生士の大下です。
2月も下旬となり、春の訪れももうそろそろのこの時期ですが私にとってはすごく嫌な季節になります。目がかゆく、鼻もかゆく、鼻水はとまらず、くしゃみもでる。そう、花粉症です。私自身4年前くらいに発症し、それからは毎年春に悩まされています。花粉症も程度がありますが私はひどいので、毎年薬を飲みます。どんな薬にもある副作用。今日は花粉症の時に服用するアレルギーの薬の副作用についてお話します。
まずお口の中は健康な場合唾液で満たされています。この唾液はただお口の中の乾燥を防いでいるだけではありません。唾液には抗菌・洗浄の作用や、歯周病や虫歯の予防の役目もあるのです。また、再石灰化にも重要な存在です。 しかし、その重大な役目をしている唾液が花粉症の薬によって減ってしまうというのです。(※全ての薬ではありません)花粉症の薬には唾液の分泌を低下させる成分が入っているものが多く、花粉症の症状は治まってもお口の中は乾燥してしまいます。また、花粉症の症状である鼻水は鼻が詰まるとどうしても口呼吸になってしまいます。そのため、お口の中が乾燥しカラカラになってしまいます。お口の中の唾液が減り、乾燥状態が続く事でお口の中の細菌が増殖しやすくなります。また歯の周りにはプラークが付着しやすくなり、その状態のまましっかりとした歯磨きをしないと磨き残しが増え、歯石になります。歯石になってしまうと歯ブラシでは落とす事が出来ません。このように、細菌が増える事で歯周病や虫歯になるリスクが高くなります。
薬を服用することで起こる副作用ですが、口腔内にも影響がでますので、口腔内が潤うように唾液腺マッサージや、水分補給などを心がけ今年も花粉の時期を乗り越えようと思います。
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