口臭
2016年2月27日
カテゴリ:日記
大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 歯科助手の前川です。
今回は口臭の原因や症状のお話をします。口臭の原因は生理的口臭、病的口臭等があります。
生理的口臭とは、普段の食事や生活の影響で起きるものです。
たとえば、喫煙や飲酒をしたときに「息が臭くなる。」のも生理的口臭です。ほかに、焼き肉や韓国料理などニンニクが入っている料理を食べると、翌日まで息が臭くなります。でも、これらは時間が経てば自然と消えてしまうものです。また、昼間はほとんど口臭がしていない人でも、朝起きたときには口が臭くなります。そして、誰でも緊張すると口が乾くために口臭がします。その他、お腹がすく時間帯や疲れた時にも唾液が減少するため、口臭が強くなりやすいです。これらが、一般的な生理的口臭です。生理的口臭はお口の中を清潔に保つことによって改善されます。目覚めの口臭は、口の中の細菌や汚れ、唾液量によって変化します。
朝を迎えるためにも日々のケアが大切です。まずは、細菌の増殖が始まる直前、寝る前に歯を磨くことで歯垢や汚れを取り除き、ニオイのもととなる細菌を減らすことが重要なカギとなります。
死んだ細菌や新陳代謝ではがれた粘膜上皮の細胞などからできた舌苔が舌に付着していると口臭の原因となります。
1日に1回、起床直後に舌ブラシや軟らかい歯ブラシで舌を磨きましょう。強いストレスを感じるときは、睡眠中のように唾液の分泌が減ってしまいます。口の中の生理機能に関連する自律神経系の働きを整えるために、生活習慣を規則正しくし、バランスの良い食生活をおくることが不可欠です。
当院では口臭測定器もございますのでお気軽にお声かけ下さい。
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薬の副作用
2016年2月20日
カテゴリ:日記
大阪府東大阪市大阪歯周病センター歯科衛生士の大下です。
2月も下旬となり、春の訪れももうそろそろのこの時期ですが私にとってはすごく嫌な季節になります。目がかゆく、鼻もかゆく、鼻水はとまらず、くしゃみもでる。そう、花粉症です。私自身4年前くらいに発症し、それからは毎年春に悩まされています。花粉症も程度がありますが私はひどいので、毎年薬を飲みます。どんな薬にもある副作用。今日は花粉症の時に服用するアレルギーの薬の副作用についてお話します。
まずお口の中は健康な場合唾液で満たされています。この唾液はただお口の中の乾燥を防いでいるだけではありません。唾液には抗菌・洗浄の作用や、歯周病や虫歯の予防の役目もあるのです。また、再石灰化にも重要な存在です。 しかし、その重大な役目をしている唾液が花粉症の薬によって減ってしまうというのです。(※全ての薬ではありません)花粉症の薬には唾液の分泌を低下させる成分が入っているものが多く、花粉症の症状は治まってもお口の中は乾燥してしまいます。また、花粉症の症状である鼻水は鼻が詰まるとどうしても口呼吸になってしまいます。そのため、お口の中が乾燥しカラカラになってしまいます。お口の中の唾液が減り、乾燥状態が続く事でお口の中の細菌が増殖しやすくなります。また歯の周りにはプラークが付着しやすくなり、その状態のまましっかりとした歯磨きをしないと磨き残しが増え、歯石になります。歯石になってしまうと歯ブラシでは落とす事が出来ません。このように、細菌が増える事で歯周病や虫歯になるリスクが高くなります。
薬を服用することで起こる副作用ですが、口腔内にも影響がでますので、口腔内が潤うように唾液腺マッサージや、水分補給などを心がけ今年も花粉の時期を乗り越えようと思います。
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楔状欠損について
2016年2月13日
カテゴリ:日記
大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 助手の石田です。
今日は楔状欠損についてお話します。楔状欠損とは、歯のエナメル質と象牙質の境目付近の歯が、くさび状にえぐれたように減ってしまうことを言います。楔状欠損の歯は、根の部分がえぐれるように磨り減っていくのが特長で、歯の外側にあるエナメル質が削れてしまい、中の象牙質が見えてきている状態です。特に小臼歯・犬歯に起こりやすく、虫歯よりもはるかに進行が遅いため自分では気づきにくいため、知覚過敏の原因になるとも言われています。
楔状欠損の原因と言われているのは
・誤ったブラッシング
毎日行っている歯ブラシの過度の力の入れたブラッシングによって、少しずつ傷が入り、削れていってしまいます。
・歯ぎしり・くいしばり
歯ぎしりやくいしばりをすると何十キロという力が歯にかかると言われています。特に歯を横に動かした時に上下の歯が強く接触することによって、歯茎と歯の境目に負荷がかかり、その部分にたわみが起きるため組織が破壊されてしまいます。
・かみ合わせ
かみ合わせの際に歯の衝撃によって、歪みや応力が歯の根元付近に蓄積することで起こる「マイクロクラック」という、目で見えないほどの微細なひび割れです。これらのことが原因でなりうる症状です。
予防策として、
・ブラッシングは歯茎や歯を傷つけないようにやわらかいものを使用すること。強く磨かないように、優しく磨くこと。
・何かに集中したり、落ち着いている時は、歯に力を入れないようにし、上下の歯を噛み合わないようになるべくすること。
楔状欠損は、毎日の歯磨きや生活習慣で誰しもが起こりうる症状です。みなさんもぜひご自分のお口の中をチェックしてみてください。
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