おやしらず
2015年10月9日
カテゴリ:日記
こんにちは。大阪府東大阪市 大阪歯周病センター 助手の松本です。
2015年も残すところあと3ヶ月となりましたがいかがお過ごしでしょうか?今日は親不知をほおっておくとどうなるのかをお話いたします。
親不知とは、第三大臼歯と呼ばれる20歳前後で生えてくる永久歯のことです。4本とも生えてくる人もいれば、一本も生えてこない人もいたりと様々です。また、生え方も様々ですが、なんの異常もなくまっすぐに生えている場合もあれば、横向きに埋まっている状態などがありますが、親不知が横向きに埋まっている状態であれば、早い段階で抜かれた方が良いでしょう。
確かに歯を抜くことは、怖くなったり不安だったりしますよね。しかし、親不知が変な方向に生えていたり、埋まっている状態のままほったらかしにしてしまうと隣接している歯が虫歯になったり、歯周病が進行していく原因にもなります。また、重要な予定が入っている時や、妊娠中に限って痛みや腫れの症状が出る事があります。これは体の抵抗力が落ちていたり、ホルモンのバランスが崩れているからです。
また、一度は痛みが出たものの、数日経って落ち着いたという場合も要注意です。こういう場合、特に放置してしまいがちですが、一度症状が出たものは再発します。症状が出た場合は、細菌感染が起こっており、不潔域の環境にあるため、再発しやすいのです。このまま放置していると、それまで健全だった隣の歯まで悪化してしまい、一本どころか複数本の歯を処置しなくてはなりません。最悪の場合、隣接した奥の歯を抜かないといけないというケースもあります。
親不知を抜くか抜かないかは、「痛いかどうか」は基準ではありません。 親不知を残すことのリスクや、自分自身のお口の中の状態をよく知っておくことが大切です。
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