審美歯周治療

歯周病が進行してしまうと・・・

「審美歯科」の一分野として「審美歯周治療」と呼ばれるものがあります。
さまざまな理由で不ぞろいとなった歯肉のラインをそろえ、歯とのハーモニーで美しいスマイルを取り戻すための治療法です。

根面カバー法

根面が露出し、長くなってしまった歯を正常な長さに戻します。

根面カバー法 イメージ

特に上顎前歯部の唇側の歯肉の退縮に対して歯肉が足りない部分に、他の部位から切り取ってきた歯肉結合組織を移植する手術を行い、根面をカバーする方法です。
成人矯正後の歯肉退縮や知覚過敏のある歯牙などに行います。

歯茎が下がった際、歯がしみる主な原因
・咬み合わせに異常がある場合
・歯ぎしりがある場合
・歯茎が薄い人、叉は部位
・骨が薄い人、叉は部位
・歯磨きが乱雑な場合
・歯周病が進行している場合

歯槽堤増大法

抜歯後へこんでしまった歯肉を増大し、ブリッジを入れる際に隣の歯との調和を得ます。歯槽堤の陥凹部に歯肉が不足している際の治療法を行い、歯肉を膨らます方法と陥凹の大きい場合は欠損した骨組織を再生させる治療法により骨ごと膨らます方法です。
歯が無くなって歯肉だけになった部分を「顎堤」もしくは「歯槽堤」と呼びます。歯が無くなった部分のあごの骨は時間の経過とともに、少しずつ吸収しますので、顎堤は歯が存在していた時に比べて必ず「幅が細く」なっています。そのために、その部位に、ブリッジやインプラントの治療を行うためには、「幅を増やすことが必要」になる場合が多く、その際の治療法を「歯槽堤増大術」といいます。

歯槽堤増大法術前・術後

歯冠長延長術

笑うと歯肉がむき出しになる方や、アンバランスな歯の長さを歯冠長を長くすることにより整えます。通常は外科的な治療ですが、治療時間は1時間~1時間半くらいで、大きな痛みを伴うものではありません。単に歯を白くする、セラミックをかぶせるというだけではありません。
歯冠延長術は、このままでは抜歯するしかない歯を保存するためや、破折を防ぐフェルールの確保、審美性の確保、歯周ポケットの除去などのために行われます。 何とか歯を残す治療にもあるように、術式においては、骨縁上に健全歯質を3mmとり、生物学的幅径を獲得します。
歯肉や歯槽骨を削ることによって、虫歯や歯が割れている部分を歯肉縁上に出す治療法のことです。
歯肉縁下に虫歯や歯の破折があると、精密な印象採得を行うことができず、適合の良いクラウン(被せ物)が作れなかったり、細菌感染を起こしやすい環境を残したまま治療を完了させることになってしまいます。
そこで、歯冠長延長術を行って虫歯や歯が割れている部分を歯肉縁上に出すことによって、精密な印象採得を行ったり、細菌感染を起こしにくい環境を作ったりすることが可能となり、結果としてその歯の予後が良くなる場合があります。
ただ、歯冠長延長術を行なうと歯肉が下がってしまうので、前歯部に対して行った場合には、審美的な問題が出てくる場合もあります。
また、歯肉縁下に虫歯や歯の破折がある場合には歯冠長延長術以外にも、エクストルージョンと言って矯正的に歯を引っ張り出す方法もあります。

歯冠長延長術の問題点
・術後歯根が露出し、知覚過敏や根面カリエス、審美性の問題などが出てくることがあります。